院長BLOG

2012年7月 1日 日曜日

インプラント治療に関連する上顎洞炎を考える

過日、横浜市磯子区のデンタルライフクリニック院長はインプラントに関わる上顎洞の解剖学的特長および臨床的上顎洞についての講演を聴きました。
耳鼻咽喉科医で鼻科を専門とするM.D.のお話です。

現在、上顎洞炎に関する明確な定義および診断基準は無いとのことです。臨床症状とレントゲンなどの画像診断により総合的に判断するそうです。例えば、レントゲン上で上顎洞粘膜の肥厚が認められていたとしても、症状が何も無いとしたら、上顎洞炎ではなく治療対象とはなりません。また、後鼻漏が他覚的に認められていても、患者の具体的な訴えが無ければ治療対象とはなりません。

通常、上顎のインプラント治療について、上顎洞炎がある場合は禁忌とされていますが、上記のようにレントゲンにて、肥厚のみの所見や、自覚症状の無い後鼻漏などはインプラント治療上の禁忌とはいえなくなります。総合的に判断して治療可能な場合が多くあると言うことです。
次回は上顎洞の解剖学的特徴などについて記載してみたいと思います。


投稿者 デンタルライフクリニック院長